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2008年 01月 11日
1月11日、くもり
第7回目、新しい年が明けて最初のワークショップです。 今回のメインのひとつは糸電話。 特にスタッフの松村くんがこつこつと実験を重ねて準備してきた「おはなしツール」! 待望の実験デーです。 いろんな絵を描いて子ども達を迎える準備も整いました。 紙コップには子どもたちも絵を描きます。 お話ししたい人と一緒につくって、相手の声が聞こえるか試してみましょう。 細かい作業にもかかわらず、すいすいと紙コップの小さな穴に糸をくぐらせ、とりつけていく松村くん。その手際の良さは職人技といえるほど。糸電話プロ!(?) 今回もアーティストの犬飼さんが一緒。 大好きな思いを封じ込めた「キラキラ手袋」もまた作れる! ああ!糸電話でお話ししている!! ちゃんと通じている様子です。 なんだか面白そうです。 こちらは、サカナ(?)。海の中に見たこともない生きものがいたとしたら?? いろんな形の板に着彩して海中の生き物をつくってみよう。 夢中になってしまいます。描くって楽しい。 こちらではくっつけた磁石で「サカナ釣り」をしている模様。 釣ったサカナはバケツへ。うまくできるかな。 ホスピタルサーカスチームのリーダー坂井くんが釣りにあわせて演奏しています。 ホスピタルサーカスのワークショップではいつでも音を楽しむことができます。 大きな太鼓とその音をとてもおもしろがっていた男の子。もっと叩いてみよう! この日はお天気が徐々に崩れ出し、雨の午後になりました。 けれど、耳を澄ますと、遠くで話す相手の声も、楽器の音も、そして雨の音も聞こえてきます。今回は、そんな空気のせいか、それぞれが思い思いにゆったりと流れる時間を楽しんでいたようでした。あまりにも心地よい雰囲気に満ちていて、帰りたくない!としょんぼりする子もいたほど。 次回はどんな日になるでしょう。またお楽しみに。 #
by h_c_moriyama
| 2008-01-11 00:21
| 第7回ワークショップ
2008年 01月 10日
トビおじさんは、朝起きて、なにかを思い出そうとしていました。 そうだ、鍵が必要なんだ。街まで買い物に行かなくちゃ。 私はドイツ語が解りませんが、物語はこんなくだりで始まります。 これはウィーンの蚤の市で出会った「Onkel Tobi」(日本語では「トビおじさん」かな?)という絵本。ウィーン在住の美術作家、小沢さかえさんが「素敵な絵本があるよ!」と、この本を蚤の市のがらくたの山から見つけ出し、その場で訳してくれたのですが、絵も内容も(小沢さんが訳してくれた日本語も)とても気に入ってしまい、買ってきました。 せっかくなのでここでお話の続きを簡単に紹介します。 都会の遠い街へ買い物に行こうと、馬車に乗って出発したトビおじさん、その途中で仕事中の職人さんやかわいい姉妹に出会います。 職人さんにも小さな女の子たちにも欲しいものがあるのを知ったトビおじさんは、快く引き受け、みんなの代わりに街で買い物をして、街からの帰り道、それぞれのもとへ届けてあげます。 大切な仕事道具を受け取った職人さんも、ステキな帽子やとても欲しかった紅茶のポットを届けてもらったかわいい姉妹も大喜び。 みんなに届け物をして、おじさんが家にたどり着いたのは、すっかり暗くなった夜でした。疲れたけれど、あたたかい暖炉の前でお気に入りの椅子に座り、トビおじさんはみんなが喜ぶ姿をひとり思い出してとても幸せな気持ちになるのです。 お話にはさらに楽しいオチがありました。 おじさんは、なんと最初にお買い物するはずだった自分の「鍵」を買い忘れてしまったことに気がつくのです。 でも、いいんだ。私の鍵はまたこんど買いに行こう。 絵本はここでおしまい。だけど、トビおじさんが今度出かける日がなんだか楽しみになってきます。 考えてみると、ホスピタルサーカスの活動はトビおじさんの物語と似ている気がします。 自分の買い物を忘れたトビおじさんがそうであるように、メンバーは、ワークショップのたびに、それぞれが出会った人のことを思い出している気がするのです。それは次の機会のアイディアやイマジネーションを誘発しています。 といっても、ホスピタルサーカス実行委員会が主人公という意味ではありません。 むしろトビおじさんのような主人公は、ワークショップに参加する子どもたち。 おじさんが届けてくれるものを待つ姉妹や職人さんのように、われわれは、子どもたちの想像力がうみ出すものを楽しみにしています。 ホスピタルサーカスの連続ワークショップは、ただ最初に決めたプログラムどおりになにかを作るというものではなく、メンバーと子どもたちの想像力によって、こうしたらもっとステキだ!と思う方へ展開していく緩やかさ(自由)を持っています。 (そうでなければクリエイティブではない、とメンバーはみんな感じています。) それは、まさにひとつの物語をつくりあげていくようなものだと思います。 物語にはかならず「時間」があり、かならず登場人物がだれかと出会い、関わるという展開があります。そんなふうに、子どもたち(とわれわれ)の時間もますます面白いものになってきている気がします。 さあ、2008年がやってきました。明日はいよいよ今年最初のワークショップ! ホスピタルサーカスのメンバーはいっそう張り切っている様子で私も期待がふくらみます。 第7回以降のワークショップもblogでリポートしていきます。 みなさん今年もどうぞ楽しみにしていてください。 (酒井千穂) #
by h_c_moriyama
| 2008-01-10 13:55
| スタッフ活動日記
2007年 12月 29日
12月24日
ランチしながらホスピタルサーカスの6回目のワークショップや活動の進行具合を ノーコさんに報告。 4月に予定しているホスピタルサーカスの舞台公演をメンバーもみんな楽しみにして頑張ってるけれど、もうひとつ忘れてはならない大きな課題が私にはある。 それは絵本づくり。 舞台公演の際には、それまでのホスピタルサーカスの活動についてや子どもたちのつくった造形物、絵、ワークショップの様子など、写真も満載の楽しい記録絵本ができる予定。 とってもステキな記録絵本を作る!! これは、思い出すたびにドキドキ(ハラハラ)するほど私にとって大きな課題。 その編集や構成を担当してくれるデザイナーがノーコさん。 15年来の友人であり、ときどき仕事でもお世話になっている彼女は信頼している仲良しのひとりでもある。だから、ホスピタルサーカスでもこの大切なパートナー役を快く引き受けてくれてとても嬉しい。 大船に乗った気分で相談できる、そんな存在の彼女に話を聞いてもらってるといつになく次から次へと言葉がでてきて止まらない私。 「いいねえ、ステキだねえ。」と相づちをうって、私の言葉からいろいろと想像してくれる聞き上手な人でもある。 相手とイメージを共有できる(しようとする)というのは、とても大切なことだ。 ところでこちらはノーコさんからの手づくりの(誕生日&クリスマス)プレゼント! ほわほわの原毛でつくった小さなひつじ☆ ひつじ→ひつじかい→メリーさんのひつじ→メリークリスマス! なんて、ホスピタルサーカスにまつわるキーワードもいっぱい浮かんでくる。(笑) クリエイティブなこのセンスはホスピタルサーカスの記録絵本でも発揮されて、きっときっとものすごくチャーミングなものができるに違いない。 仕事の都合でノーコさんがホスピタルサーカスの活動現場を訪れることはまだ叶ってないけれど、年が明けたらワークショップに参加できる日もあるかもしれないと聞いて楽しみがひとつ増えた。 大切なものを、ひつじを数えるみたいにひとつずつがんばろう。そう思ったクリスマスイヴでした。(酒井千穂) #
by h_c_moriyama
| 2007-12-29 15:53
| スタッフ活動日記
2007年 12月 28日
第6回ワークショップ後記
この日行われた犬飼美也妃さんによるビニール手ぶくろを使ったオブジェ制作は予想以上に盛況で、「充分足りるね」というくらい沢山あった手ぶくろも、気がつけば殆どなくなっていたほど。 大好きなものを思い浮かべてみる、ギュッ!と握りしめた手に、願いごとや「大好き」という思い(念?)を込める、できあがったものと“握手する”という、ひとつひとつの行程にある犬飼さん流のルール(?)がとても興味深い。 入院中の妹の病室に届けてあげたいと妹の好きな食べ物を描いた子、飼っているペットの絵を描いた子、「なにを描いたの?」と聞くと「内緒!」と笑って答えなかった子。それぞれに、それぞれの「大好き」が描かれたオブジェが中庭の大きな木に飾り付けられた。 なかでも印象に残っているのは、目を瞑って何度も「魔法使いになれますように。」と唱えていた女の子。完成したものを両手でもって、今度は大きな声で「魔法使いになれますように!魔法使いになれますように!」と繰り返しながらフロアをスキップしていた。 魔法つかいになれたらいいね。私もなりたいなあ。 水を入れたビニールの手袋は消耗品で劣化しやすい素材だし、長く保存することも出来ないかもしれない。けれどこれは「作ったら終わり」「描いたら終わり」といった、ただ表現の完成を目指して材料を消費するようなワークショップでもなかった。 子どもたちが作ったものには、どれにもかならずと言っていいほどそれぞれの願いや祈りのような思いが表れていたと思う。 そうかそうか。「大好き」っていうのは、それに近づきたい!という思いなんだ。 そうかそうか。その思いは「大好き」な存在(ものや人)に直接伝えられない場合もあるし、自分の胸の奥にしまったままの場合もあるんだ。 そんな気持ちをも発露する(できる)時間になっていると気づいて揺さぶられた。 犬飼さんのようなアーティストの存在って素敵だなあと改めて思ったし、同時にまたひとつ、美術という引き出しの可能性を垣間みた気がして新鮮だった。 (酒井千穂) 第六回ワークショップのリポートも掲載しています。どうぞご覧下さい。 #
by h_c_moriyama
| 2007-12-28 17:54
| 第6回ワークショップ
2007年 12月 24日
ホスピタルサーカスチームの酒井です。みなさんお待たせしました!
2007年、11月より滋賀県立小児保健医療センターを主な会場として、子ども達を対象にしたワークショップを開催しているホスピタルサーカスの活動blogです。 これから、ワークショップの内容、スタッフの活動、参加アーティストの紹介、などなど、どんどんリポートしていきます。 ワークショップのリポートとはべつに、ここでは、普段はそれぞれに活動、生活しているメンバーが考えていることや、ワークショップが開催されるまでの時間をちょっと垣間みることができるような、いろんな メイキング・オブ・ホスピタルサーカス☆を紹介していこうと思います。 どうぞ一緒に楽しんでくださいね☆ それではさっそく。 今回は、ホスピタルサーカスのコアメンバーのお話。 「ひつじかい」をのぞく全員が京都市内在住、というホスピタルサーカスチームは、ワークショップ開催日の朝、いつも「ひつじかい」のお迎えを待っています。 そうです、ひつじかい・信太さんは自宅が市外である上に、メンバー全員を京都でひとりずつピックアップしていかねばならない(!)というすごい役を担っているのです。 しかも、ワークショップのためのありとあらゆる材料を車に積み込んで、そしてわれわれを乗っけて、さらに往路も復路もひとりで(!)運転しています。 なんて過酷な! それはなぜかというと、 他のメンバー全員が、車を持たないペーパードライバー、もしくは自動車の運転免許なしだから! ときどき「ほんまになぁ、たのむでぇ…」と、苦笑(呆れ)顔でこぼすひつじかい・信太さん。 ごめんなさい〜。(でも、自転車があればどこでも移動できる京都市内に住んでいると車を運転する機会も必要もないので。。) ともあれ、こうしてわれわれは滋賀県守山市まで通っています。なかでも、最近(第六回目のワークショップ)の往路はすごかったのです。 いつも広い車中もこの日はこんな感じ。 ホスピタルサーカス代表・坂井くんと、お手伝いしてくれたリコちゃんはこの日病院に設置されたサーカス・ポストやら机の天板の下やらに埋もれたまま守山へ! 特等席(?)の助手席を与えてもらった私は思わず笑っちゃったけど(ごめんね)、山を越えて守山の小児保健医療センターに到着するまで後部座席はこの状態。 よく頑張りました。おつかれさま。 でも、楽しそうでしょう? そうなのです、今まで一度だって楽しくなかった朝はありません。 「おはよう」の挨拶するときは、みんなまだ声が低いのですが(笑) メンバーと一緒に守山へ向かう朝を私は毎回楽しみにしています。 いつも、笑っちゃうくらい、そして心配になるくらい頑張り屋で、ユーモアのセンスのある、そんな愉快な仲間たちです。 そうそう、ちらっと見えるこのグリーンの屋根のポストについては、6回目のワークショップのリポートで紹介しますね。 どうぞお楽しみに☆ #
by h_c_moriyama
| 2007-12-24 07:23
| スタッフ活動日記
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